◆中津川宿「白木屋(横井家)旧山科屋」
この家は天保13年(西暦1842年)に、先祖の宮大工であった横井弥左衛門(藤原朝臣真行)が建てたもので、江戸時代の面影がよく残されています。その時の当主は、「山科屋」遠山林蔵といいました。
この家にある4畳ほどの中二階へは、梯子をかけて登り、梯子を取り外して、鉤にかけてしまうことができます。そうすると、外からは部屋のあることはまったくわからない造りになっています。まさに江戸時代の隠し部屋です。
遠山家は明治まで住んでいましたが、その後横井家が購入されて現在にいたっています。
掲載(最終更新 : 2020年12月25日)